社会福祉法人和悦会 採用情報

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person和悦会の人と仕事

S.K

入社年 2015年所属施設・職種加美北特別養護老人ホーム/管理栄養士

入社動機

現在の職種を選んだ理由:高校生の頃、なにか資格を持ちたいとの思いはありましたが、具体的にやりたいことが見つからず、進学先についても悩んでいました。そんな時、祖母が入院していた病院の管理栄養士の方が栄養指導をしてくださり、退院後の食事についてのアドバイスを受けたとの話しを母から聞き、初めて管理栄養士という職業があることを知りました。また、そのことがきっかけで食事は生きていく上で切っても切り離せないものであり、薬のように即効性はないかもしれませんが、病気の改善・予防にも繋がる大事なものだと感じ、管理栄養士を目指してみようと思いました。

和悦会に入社した理由:色んな病院や介護施設のホームページを見ていましたが、和悦会の先輩紹介のコーナーを見て、みなさん生き生きとやりがいを持って働いておられるような印象を受けたのと、特養は管理栄養士は1つの施設に1名配置(最低限の配置人数)の施設がほとんどですが、和悦会は管理栄養士もたくさん配置されており、食にも力を入れているのだろうなと感じたからです。
また、施設見学の際に丁寧に説明いただき、また、実際の様子を見てみて、職員間・利用者様間共に心の距離が近いように感じ、より一層ここで働いてみたいなと思いました。

現在の仕事内容

具体的な仕事の内容としては、利用者様の水分・食事介助、摂取量や栄養状態の把握、個々に合った食種・形態の検討、おやつレクの内容検討・実施、栄養マネジメント、ミールラウンド等があります。
入社当時は知識や経験もなく、教えられたことをこなすことで精一杯でした。特に介護については未知の世界で、食事介助については恐る恐る行うあまり、笑顔や会話も少なかったような気がします。喉詰めや誤嚥のリスクが高い方も多いので、今も緊張感や慎重さは忘れないよう意識していますが、食事を楽しんでいただけるようなお声掛けや笑顔も自然と出るようになり、利用者様の些細な変化にも気づけるようになりました。また、利用者様や職員間で普段からコミュニケーションをとることで、利用者様のご意向が汲み取りやすかったり、多職種のスタッフとの連携がスムーズにいき、幅広い知識や発想を得ることができ、より個々に合った対応が出来ているのではないかと感じています。

和悦会の魅力

何も経験のない新卒から和悦会で働いていることもあり、同じ資格を持ち、色んな経験を積んでおられる先輩から直接指導・アドバイスを受けられるというのはとても魅力的で、心強かったです。また、他部署の先輩方のサポートもあり、施設全体で見守ってもらえているような感覚もあり、働きやすい環境だと思います。
手厚い研修制度も魅力の1つです。初任者研修も受けさせていただきました。その授業の中で、車いすに乗る・片麻痺設定で移乗介助を受ける・食事介助を受けるといった体験をしたのですが、人に身体を任せるというのは信頼関係が築けていないと、想像以上に不安や恐怖感があり、ストレスがかかるのだと知りました。また同時に、普段から良好な関係性を築けていたり、事前の声掛けや介助法によってそれらが軽減し、快適に過ごすことが出来るのだということも学ぶことができ、利用者様との関わり方、介助の仕方について見直す良いきっかけになりました。

やりがい

おやつレク等で何気ない会話をしながら利用者様と作業を共に出来るのは楽しいですし、「おいしかった!」「食べるのが勿体ないぐらい可愛いね!」「楽しかった。また誘ってね。」と喜んでくださる姿をみるとやりがいを感じます。
また、利用者様からのご意見・要望・困っていること等の聞き取りや、普段のご様子、多職種との連携により食事内容を検討・変更し、「食べやすくなったよ!ありがとう。」と利用者様から直接声をかけていただいたり、食思が低下していた方が食べてくださるようになる・栄養状態が改善する等の成果が見えた時は頑張ってよかったなと思えます。
その中でも一番印象に残っていることがあります。加齢による自然な変化にて食思が低下し、わずかな食事量しか確保できず、お看取りの時期を迎えておられると医師から判断を受けた方がおられ、負担なく食事を楽しんでいただけるよう、普段のご様子から比較的好んで食べておられるものや、他の職員から「この前●●が好きって言っていたよ」等の情報をもらったものを提供してみたり、また、毎年スイカ割りを楽しんでおられたため、ご家族にも来ていただき実施しました。するとパクパクとスイカを召し上がられ、それを境に少しずつではありますが、食べていただけるようになり、その後もご本人のペースに寄り添いながら進みの良いもの、進みやすい提供方法を模索し、他職種・ご家族様にも協力いただきながら日々細かな調整を行うことで、通常のお食事を召し上がられるようになり、最終的にお看取り対応解除との判断を受けた方がおられました。一度は食べられなくなっていた方が、再びお元気に食事を楽しんでおられる様子を間近で見て、何とも言えない幸福感を感じると同時に、改めて食はただ栄養を摂れたら良いというものではないということを学びました。また、利用者様の想いや状態に寄り添うことの大切さを身に染みて感じることができましたし、自信にも繋がりました。

仕事の難しいことや課題について教えてください。

摂取量が落ちてきてしまった方に対し、さまざまな対応を試してみるも改善しないということもあり、そういう時は自分の力の無さを改めて感じます。
いくら検討しても良い案が見つからない時や、どれも嗜好に合わない様子が見られる等、うまくいかない事もありますが、諦めず、利用者様と向き合い、最善策を検討し続けています。

今後実現したいことや目標

利用者様の介護度も重度化してきているので、都度見直しや改善を行い、利用者様が安全に食事を楽しめるよう、より1人1人に合った食事内容の提案・提供ができる体制を整えていきたいです。
先輩方のサポートにより、日々成長でき、安心して働くことが出来ているので、後輩にも同じように思ってもらえるようにサポートしていき、誰もが働きやすい環境にしていけたらと思います。

就活中の皆さんにメッセージ

周りの友達の就職先が決まってくると焦りが出てくるかと思います。焦りも必要かもしれませんが、周りに流されすぎず、納得がいくまで色んな企業・施設について調べたり、説明会や見学に行くといいと思います。特に見学会については、職場の雰囲気が分かりますし、就職後についてのイメージも湧きやすいのでオススメです。楽しみながら就活頑張ってくださいね!

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