加美北日誌

2013.09.25生活相談員 A・T
シカゴ研修④

 2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、日本の招致団の高いプレゼンテーション力が話題になっていますよね。もともと日本人はプレゼンテーションが苦手・アピールが苦手なのに、招致団のプレゼンでは笑顔や大きなジェスチャーでアピールし、日本の良さが評価されたとテレビ等で話題になっていました。ということは、オリンピック・パラリンピック招致だけでなく、国際交流やビジネスの場でも、外国人のアピール能力の高さを感じた方が多いということですよね。

 

 私も、昨年のシカゴ研修にてそのアピール能力や、各組織の「魅力」発信する能力の高さに驚きました。例えば、訪問先の1つであるホスピスでは、ミュージックサナトロジー(ハープと自身の声を用いて行う療法)の療法士が2名在籍されていましたが、なんとその療法士は世界で80名しかおられないんだそうです。それだけで十分ホスピスの「魅力」になっていると思いますが、それだけでなくどんどんアピールポイントが出てくるんです。ホスピス前の川と湿地の環境を保全し、建築会社とコラボレーションして造った庭園(左写真)、シカゴで質の良い企業100選への選出、従業員と同数のボランティアの確保、人種や伝統・文化に応じた部門 等、次から次へという感じで教えてくださいました。また、それがより効果的に伝わるよう、タイミングやジェスチャー、声の大きさ、説明方法など参考になることが多かったです。

 他の組織に訪問しても、それぞれ独自性やプログラムの有用性、個別性、環境への配慮、企業の社会貢献など、常に社会に認められるものは何かを考え、それを発信しているように感じました。それにより、組織が発展し、ボランティアや寄付等の協力者の獲得にも繋がっているのだと思います。税制優遇により寄付の文化が根付いているとはいえ、寄付だけで病棟が建つぐらいですから、そうなるとアピールにも余計熱が入るかもしれませんね。

 日本に戻ってから和悦会を応援して下さる方々をどう増やすか・・・そんなことを考えるきっかけになりました。

 組織や個人の「魅力」については、十分伝わってきましたが、それ以上に私たちを歓迎してくださる気持ちが強く伝わってきたのが印象的でした。言葉の通じない外国で不安を感じていた私にとって、本当にありがたいものでした。気持ちも表現しなければ伝わらない、伝われば伝わるほど相手と分かち合える。当たり前かもしれないけれど、そんなことまで教えてもらったような気がします。

 

シカゴ研修⑤へつづく。

 

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